ハンダイセブン、設計面で注意したもろもろ

この度「ハンダイセブン」という企画をリリースさせていただきました。
コンセプトは「最も尖った阪大生を決める」といったもので、概要は以下のようになっております。

阪大から「最も尖った7人」を選ぶコンテスト。
自薦・他薦により選ばれた総勢14名の「尖った」ノミネート者達の中から、
大阪大学の学生らによるWEB投票を経て、選ばれたトップ7名には名誉ある「トンガリアワード」が送られる。

なぜこんなことをするのかと言いますと、丸々サイトに書いている事と同じなのでこちらも引用でしのぎます。

KUROFUNE LABのビジョンは「阪大をオモシロく」すること。
ほとんどの学生が授業とサークル、バイトだけで貴重な大学4年間を終えてしまう中で、
アブノーマルな「尖った」学生時代を過ごしてきた人々を紹介し、
「様々な選択肢が、学生生活にはあるんだ」ということをまずは知ってもらう。
そして自分でも「尖った」選択肢を今後見つけていってもらうことが、ハンダイセブンのゴールです。

 

 

※KUROFUNE LABは勝手に僕が名付けたゆる〜いコミュニティです。境界線も曖昧で、プロジェクトごとにメンバーも入れ替わったりしてます。

要は、阪大をオモシロくしたいってことです。

 

この企画、実はバチハマりしていて、
サイト公開から3日間で7万PV、サイトへのいいね!数は1000超え。
これまでいくつかサービスやサイトを作ってきましたが、このリーチ力は正直段違いです。
投票数もトータルで900に迫りつつあり、想定していた数字を超越しているので、暫定ええ感じだと捉えています。

 

ええ感じに流れた要因は大きく3つだと思っています。
①企画自体の求心力
②インフレンサーをコンテンツに組み込めたこと
③拡散を重視したサイト設計

①に関しては、おもしろいインサイトが垣間見れたと思っているので別投稿で語りたいと思います。
②は自明ですね。発信力があり注目されている人をノミネート者としてコンテンツ化したため、興味関心を簡単に喚起することができたと考えています。
今回のポストでは、③に関してだべります。

 

ハンダイセブンのサイトを作る際、最優先しなければならなかったことは「投票数を一定以上確保すること」。ノミネート者が揃ったものの全体の投票数が30とかでは本当に申し訳なさすぎるし、企画として成立しないので。笑
とはいったもののいったいこの企画がどれだけの人に刺さるのかがまったく見えなかったため、
・少しでも多くの人にサイトを訪問してもらえること
・少しでも投票までの障壁を取り除くこと
この2点を軸としてサイトを設計しました。

 

具体的に工夫したことを以下に羅列します。
※最近マイブームのグロースハック的な観点からだべります。

 

1.ティザーサイトを出していた
f:id:yamasho305:20140720181224p:plain定石ですが、ハンダイセブンの予告を、ノミネート者の自薦・推薦も兼ねて打ち出していました。
SNSを並行させて作らなかったのは今となっては失敗だと思っていますが、それでもある程度の認知を確保できたし、
サイトを通してノミネート者も見つけられたので有意義でした。

 

2.個人ページのファーストビューに、その人仕様のシェアボタンを用意した。
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個人ページからシェアしようとすると、「○○な男、山本」みたいに、肩書きとセットで名前のテキストがデフォで入っています。
応援の意味合いでシェアしてくれる人が増える、またアイキャッチとしてワークするのでは、といった狙いです。

 

3.投票後、ワンクリックでその人のページをシェアするよう促した
投票した≒応援しているなので、その人の情報を簡単にSNSでシェアできる導線を作りました。

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4.女性ノミネート者の写真をOGP画像に使用した
f:id:yamasho305:20140720181329p:plainこれは経験則ですね。女性の顔が写った画像があれば、世の男は無意識的にリンクを押してみちゃいます。入り口としてはホント強力です。その際、ランディングは候補者一覧になるように投稿を心がけました。

 

5.投票ボタンをファーストビューにも置いた

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これは身内票向けの対処です。
投票する人を決めている人は、内容を最後まで読むより先に、投票する/したいだろうとの仮説です。

 

こんな感じですかね。
他にもまだまだやりようがあるのですが、取り急ぎ公開することが最優先任務だと考えたので(というか既に予定より遅れていて焦っていたので)一旦公開し、ブラッシュアップしていく方向にしました。

 

というわけで、まだまだ改善していきますのでどうぞよろしくお願い致します。

 

Chase it wild.